8月2日(土)(日本時間8月3日(日))、総合格闘技(Mixed Martial Arts(以下「MMA」)団体の世界の頂点にそびえたつUltimate Fighting Championship(以下「UFC」)のメインイベントに平良(たいら)達郎選手が登場。対戦相手の韓国人のパクヒャンソン選手に対し、終始圧倒して2Rで勝利。
MMAは、ルール上の制約が極めて少ない格闘技。打撃、組、倒す、関節技に締め技なんでもあり。寝技の攻防でパンチ(パウンド)を打つことも可能。そんな過酷な競技のメインイベントで平良選手が登場。
平良達郎選手のwiki
平良選手は沖縄出身。Wikipediaによると、中学校まで野球をやっていたようだ。2022年にUFCと契約。階級はフライ級(57kg)。デビュー以来、順調に勝ち続けてるも、前回のブランドン・ロイバル戦でキャリア初の敗戦となり、タイトル挑戦から一歩後退。対戦相手となったパク・ヒョンソン選手は、UFCの契約をかけたアジア系選手のトーナメントRoad to UFC(以下「RTU」)で優勝。対戦時点で、10戦10勝(9KO)の選手。
パク・ヒョンソンのwiki
今回、平良選手の対戦相手のアミール・アルバジ選手が欠場し、対戦相手が急遽変更。前回のロイバル戦の敗北以降、平良選手の打撃のディフェンス能力を心配する投稿を見たこともあって、パク選手の打撃が気になった。その心配は杞憂だった。いざ試合が始まってみると、予想に反し打撃でダウンを奪い、2Rにはタックルから相手を持ち上げてテイクダウン。最後は締め技で圧巻の勝利だった。
総合格闘技の競技人口が増え、現状UFCで通用する日本人格闘家がほとんどいない状態。そんな中、平良選手は世界と渡り合える数少ない選手。何とフライ級ランキング10位以内に入っている。日本人初のUFCチャンピオン目指して頑張ってほしい。
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